抗がん剤とはげ頭
抗がん剤の投与が始まって2週間後。
「必ず抜けます」と言われても髪が抜ける気配がなく、
「もしや、抜けないのかも(*^^)v」なんて淡い希望を抱いた次の日から、ざわーっと抜け始める。
抜けに抜け続けた約1週間の間、一番強く思ったことは、
「髪の毛ってこんなにたくさんあるんだ・・・」。
お風呂に入るたびに、束どころか塊のように抜ける。
そして、一日中パラパラパラ止まることなく抜ける。
抜けた毛の片づけが大変だし、見た目も日を追ってどんどん悲しくなってくるから、
どうせなら一気に抜けてくれたほうがどんなに楽か、と思う1週間。
よくドラマや映画に出てくるように、抜け始める前に丸坊主にしてしまおう。
けど、ちくちくの短さにすると、抜けた時に頭皮に刺さって刺激が強い(ただでさえ抗がん剤で皮膚は敏感になってる)とのことで、半分くらい抜けたところで(刺さらないくらいの)ショートカットに。
髪が抜けたわたしを、子どもたちは「おさるさん」とよんで、毎日頭をたくさん撫でてくれた。なんせ、さわり心地がとてもいいみたい。
ソファでテレビを見ながらなでなで。
ふとんの中でうとうとしながらなでなで。
子どもの小さくて、丸くて、あったかい手で撫でてもらうわたしの素頭(すあたま)はなんとも幸せ者。犬や猫になった気分だった(さるだけど)。
抗がん剤治療が終了してからは、CG428 ヘア&スカルプローション
植物性の低刺激で、髪だけではなく抗がん剤でボロボロになった爪の育成にも。
わたしが使い始めたのが髪が生え始める時だったので、「使わなかった場合」と比べることはできないけど、短期的な効果を狙うというより、新しい髪を育んでいく頭皮を長期的にいたわって、いい土壌を作っていく…という感じ。
レビューにあるように、治療中から使っていたらもっと効果的だったのかな。
前髪の毛量が気になりつつも最近さぼり気味なので、毎日つけよう。