「エンジェルフライト」を読む
米倉 涼子主演のPrime VIdeo「エンジェル・フライト」の原作本を読みました。
本はノンフィクション。
社長の木村 利恵さんはじめ、エアハース・インターナショナルで働く人々の熱く静かな情熱。過酷な環境でも決して手を抜かない、ひとつひとつの丁寧な作業。
著者 佐々涼子は自身の人生の中の「弔い」を見つめ、こうつづります。
エアハースの行っている遺体を搬送し家族のもとへ届ける作業は、悲嘆に遺族を向き合わせる行為だ。弔いは亡き人を蘇らせたりしない。悲しみを小さくしたりもしない。かえって取り返しのつかない喪失に気づかせ、悲しみを深くするかもしれない。だが、悲しみぬかなければ悲嘆はその人を捉えていつまでも放さない。私は心のどこかで知っていたのだと思う。国際霊柩送還の仕事が人を悲嘆に向き合わせることにより、その人を救う仕事なのだと。『エンジェル・フライト 国際霊感送還士』佐々 涼子著 集英社 2014年
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弔いは、生き続ける家族のためにこそあるのかもしれません。
今まで、自分が死んだら散骨してもらいたいなーとすっごく気軽に考えていましたが、ほんとにそれでいいのか・・・。
そして人生のいろいろな場面で訪れる悲しみも、悲しみ尽くしたら、這い上がる!!!