がんになった あなた と わたしへ

がんを経験したわたしの記憶 そしてこれから。

誰かをねたむこころ

自分の体の調子が悪いとき
ほかの誰かをねたましく思う気持ちに、蜘蛛の糸のごとく絡みとられてしまいそうな時があります。

そして体調がよくなってしまえば、意外とそんな気持ちはあっさり忘れてしまったりもします。

がん治療をしているときにも、

わたしは
こんなに禿げてて
こんなに肌はごわごわで
痩せこけて

でもあのひとは、このひとは...
と輝いている人を見ては思っていたような気がします。

そんなの本当に嫌なんだけれども、ねたましさというのは

前に進みたい気持ちが、自分の中にあることの証し

せっかくならそのねたましさを、前にすすむための推進力に変えたい。

あとできることは、からだを整えることだけ。

そう思うようになりました。