がんになった あなた と わたしへ

がんを経験したわたしの記憶 そしてこれから。

がーん がん治療のあれこれ

がんになってからの人との関係

抗がん剤治療の副作用で体の具合が悪い時期やウィッグが気になる時期。人と会うのをなるべく避けていた時期もありました。 そのあと、オープンに周りの人にがんになったことを話すようになりましたが、そのうち不幸自慢をしているようで、それはそれで自分が…

「ボクもたまにはがんになる」

脚本家の三谷幸喜さんの「ボクもたまにはがんになる」を読みました。 2015年、大河ドラマ「真田丸」の執筆時に前立腺がんを患う。 がん保険のCMにも出演されていますね。 主治医の穎川 晋先生との対談集 『ボクもたまにはがんになる』2021年 幻冬舎発行 (fun…

乳がん手術後のマンモグラフィー

手術から2年が経ちました。 6ヶ月に一度の検診に行ってきました。 血液検査とCT、そしてマンモグラフィー。 去年、手術後はじめてのマンモを受けたときは、あまりの痛さに気絶するかと思いましたが、今年は少しだけ楽だったような気がします。いや、去年はビ…

抗がん剤とはげ頭

抗がん剤の投与が始まって2週間後。 「必ず抜けます」と言われても髪が抜ける気配がなく、 「もしや、抜けないのかも(*^^)v」なんて淡い希望を抱いた次の日から、ざわーっと抜け始める。 抜けに抜け続けた約1週間の間、一番強く思ったことは、 「髪の毛って…

『経営コンサルタントでワーキングマザーの私がガンにかかったら』を読みました

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髪がなくなる そのときの気持ち

抗がん剤によりいよいよ髪が抜けていった頃 私は、なるべ悲しくならないように 「これは大型犬の毛の生え替わりの時期みたいなものだ」 と自分にナゾの言い聞かせをして、 せっせと抜けた毛の始末をしていました。 落ち込まないように少しでも自分を保ってお…

誰かをねたむこころ

自分の体の調子が悪いとき ほかの誰かをねたましく思う気持ちに、蜘蛛の糸のごとく絡みとられてしまいそうな時があります。そして体調がよくなってしまえば、意外とそんな気持ちはあっさり忘れてしまったりもします。がん治療をしているときにも、わたしは …

優しい

今日は6ヶ月ぶりの定期検査に行きました。 6ヶ月ぶりの大きな病院。血液検査室で。 たくさん並んでいる血液採取のブースの前で立ちすくんでいるおばあちゃんに、「◯番ですよ」と教えてあげている、女の人。病院の駐車場で。 後部座席のスライドドアが全開の…

生存率と予後

精密検査の時は、がんの確率(カテゴリー分類)。診断後は、5年生存率、10年生存率という確率。予後という、なんだか予言みたいな今後。 ふーん そういう可能性がこれくらいあるってことねと客観的に見られればよいのですが、自分のこととなると 不安の渦に飲…

がんになってはじめて気がついたこと

がんになるまでは、「わたしは、がんにはならない」 と思っていました。その根拠は家族にがんになった人いない。 という たったそれだけ。がんの診断後 問診票で「親族にがんになった人はいますか」と聞かれて 考えてみる。えーっと わたしが生まれる前に死…

勇気の言葉

”You can't scare me I've been through chemo.“ “私はビビらないよ ケモをかいくぐってきたんだから。” 何かに挑戦するとき おじけづきそうになったとき自分に掛けたい言葉です。

コツコツ放射線治療

乳房温存手術のあと、約5週間、月〜金 放射線治療を受けました。病院での滞在時間は毎日20〜30分。 治療期間中、特に具合が悪くなることもなかったので毎日コツコツコツコツ 淡々と通って照射を受ける日々。でも、放射線治療終了まであと1週間というところで…

手術が思ってたのとちがう

想像していた手術 ・点滴して、ストレッチャーにのせられて手術室に向かう ・「手術中」のランプが赤くひかる ・家族が見守る中、病室で自然に目が覚める。 実際の手術 ・「術前点滴の代わりに自分でOS-1を飲んでください」 手術前夜から当日朝にかけて、OS-…

がん治療の病院選び

2020年 健康診断の結果右乳房 要精密検査(カテゴリー4 がんの確率 30-50%)これをぶら下げて わたしが最初に行ったのは 乳腺外来のある女性専門クリニックでした。 何かの間違いかもしれない がんだなんて、思いたくないなるべく小さく終わらせたい 無意識…

通院治療センターの男前

術前、術後 合わせて約1年2ヶ月3週間に一度抗がん剤や分子標的薬の点滴を 投与しました。 術前、抗がん剤と分子標的薬は 投与前に、血液検査で待つ→診察でまた待つ と点滴が始まる頃には疲れていましたが、分子標的薬だけになると 白血球を攻撃しないので、…

小学生向きの がんの本

『ある日、お父さんお母さんが がんになってしまったら』 Ann Couldrick 著 阿部 まゆみ 翻訳 PILAR PRESS イギリス、オックスフォードの 病院から出版されている本の日本語訳です。 がんの親を持つ子どもに向けて書かれていますが、 患者である親本人にも優…

はじめてのケモ

右胸の乳がんが発覚して、ちょうど1ヶ月後。 化学療法が始まりました。 (サブタイプがHer2陽性) ハーセプチン + パージェタ + ドセタキセル 3週ごと 計4回 ↓ハーセプチン + パージェタ + FEC 3週ごと 計4回 これらの化学療法終了後に、手術を受けるスケジ…

助けをもとめよう

術前化学治療がはじまる前 わたしが病気のことを話したのは、 家族、数人の友だちや 先輩がんサバイバー、職場の上司 それと、 子どもたちの小学校の 保健室のS先生でした。 子どもたちが 学校で相談できるだれかが存在している ということが、とても大切な…

自分のがんを 子どもに伝える 反応編 

右胸 乳がん HER2 陽性 ステージ 2A 術前化学療法が始まる 1週間ほど前に、 小4の息子と小2の娘に がんのこと 治療のこと これから、何が変わって 何が変わらないのかを 画像を混じえて 話しました。 小4息子の反応は がんって死ぬ病気なんでしょう!? 学校…

ブログのなまえ を変更しました。

こんにちは(^ ^) このブログのなまえを (旧)乳がん サバイバル ↓ (新)がんになった あなた と わたしへ に変更しました。 2021年12月 がん治療の終了とともに、 病院で頂いた、病状説明や治療計画 自分でつけていた抗がん剤日誌など、 がんにまつわるも…

自分のがんを 子どもに伝える  実践編

がん治療が始まる直前に、夫と一緒に 息子(小4)と娘(小2)に、話をすることにしました。 治療が始まる直前とは言わず、 もっと早くに話してあげれば良かったのかもしれないけど 告知の直後は 自分自身が恐怖と不安でいっぱい 治療計画が出来上がり、少し…

自分のがんを子どもに伝える  決意編

乳がんを告知されたとき、 息子は小学4年生、 娘は小学2年生。 子どもに病気のことを伝えるか、伝えないか。 伝えるとしたら、 いつ伝えるか、どう伝えるか。 人によって、状況によって、こたえは、さまざまだと思います。 なにが正解、というものもないでし…

14ヶ月ぶりの美容院!

昨日、 ケモ(抗がん剤治療)後、はじめての美容院に行ってまいりました。 ラストケモから、14ヶ月。 もともと、ちょっと頑固なくらいのストレートヘアでしたが、 生えてきた毛は ゆるいくせ毛。 ベリーショートには、ちょうどいい くせの具合です。 神様、…

おっぱいと髪の毛

死んでしまうかもしれないこと。 お金のこと。 家族のこと。 仕事のこと。 乳がんの診断を受けたとき (正確にいうと、精密検査を受けたときから) いろんな不安や恐怖がおそってきたけど、 おっぱいと、髪の毛 二大おんなの象徴みたいなものを いっぺんに失…