がんになった あなた と わたしへ

がんを経験したわたしの記憶 そしてこれから。

手術が思ってたのとちがう

想像していた手術

・点滴して、ストレッチャーにのせられて手術室に向かう
・「手術中」のランプが赤くひかる
・家族が見守る中、病室で自然に目が覚める。

実際の手術

・「術前点滴の代わりに自分でOS-1を飲んでください」
 手術前夜から当日朝にかけて、OS-1(500ml)を3本、ぐびぐび飲む。


・「手術室まで歩いて行ってください」
 病棟の看護師さんと一緒に手術室まで、てくてく歩く。

 
・手術台に乗ったとき、「あ、頭こっちです」
と言われる。頭と足の位置を間違えた。


・「手術終わりましたよー」
手術室で看護師さんに起こされる
ぼんやりした意識の中でも、センチネル生検(リンパへの転移の有無を調べる手術中の検査)の結果が気になり、

「センチメンタル検査はどうでしたか?」
と言ってしまう。
夢うつつだが、言い間違えには気がついてちょっとはずかしい。


思い起こせば、『ER 緊急救命室』など医療系の海外ドラマが好きだったので

手術室に自分の足で入れて、
緊張しながらもいろいろ眺めて
嬉しかった。