がんになった あなた と わたしへ

がんを経験したわたしの記憶 そしてこれから。

コツコツ放射線治療

乳房温存手術のあと、

約5週間、月〜金
放射線治療を受けました。

病院での滞在時間は毎日20〜30分。
治療期間中、特に具合が悪くなることもなかったので

毎日コツコツコツコツ
淡々と通って照射を受ける日々。

でも、放射線治療終了まであと1週間というところで、

行きたくなくて、行きたくなくて しょうがない!

小さい子どものようにひっくり返って
「行きたくなーい!」
と暴れたいくらいでした。
(暴れていませんよ)

毎日淡々と通ってはいたけれど、
あと少し、となって
我慢していた本音が暴れ出したのかもしれません。

最後の1週間
なんとか本音怪獣を飼い慣らし、
無事に放射線治療を終えることができました。

わたしにとって
放射線治療のなにが一番の
我慢どころだったかというと

上半身裸で
手をバンザイにして
明るい部屋で
寝ているということ。

たったそれだけのことが
居心地が悪くて仕方がなかったのです。

照射回数が増えるにつれ
胸の周りは赤黒く焼けたようになっていきましたが、
放射線治療が完了後は時間と共に薄くなり、
気がついたら無くなっていました。

それと同時に
居心地が悪かった記憶も薄れていきました。

放射線治療を受けている時と
赤黒い部分が残っている間は

テキトーでいいので
毎日保湿
お忘れなく

そして、
痛くなくても
熱が出なくても
時間が短くても

放射線治療を受けているあなたは
がんばっています。